前回の記事で、創造性の源になっているものは、
「新しい事に対する意欲」
であると考えた。
>なんで、若い人には創造性があって、年をとると創造性がなくなるの??
では、なぜ、「新しい事に対する意欲」を持つ事が「創造性」を高めるのか。
どうすれば、ひらめきやアイデアの出やすい状況を作り出すことができるのか。
調べて考えた事について。
なぜ、「新しい事に対する意欲」が「創造性」を生み出すのか。
なぜ、「新しい事に対する意欲」が「創造性」を生み出すのだろうか。
「好奇心を刺激する」
「新しいものに出会う」
「興味を持ったものについて調べたりする」
といった行動をした時に、脳内では、
「アセチルコリン」といった脳内物質が分泌される。
「アセチルコリン」は、脳内の「海馬」という部分を刺激し、
シータ波(4Hz〜8Hz)を出す。
シータ波が出る事によって、
シナプス(神経と神経の接合)が繋がりやすくなる。
アイデアは、「シナプスがつながった時に生まれる」ので、
シナプスが繋がりやすくなると、
新しいアイデアが生まれやすくなる。
なので、「新しい事に対する意欲」は、
クリエイティブになるために、創造性を高めるために重要である。
新しいアイデアが、
「シナプスがつながった時に生まれる」ということは、
アイデアは、脳内に蓄積された情報連結によって生まれるので、
ゼロから生まれるのではなく、過去の経験や知識をもとに生み出される。
なので、多くの経験や知識を持っているほど、
より素晴らしいアイデアを生み出す事ができる。
以上の事から、
「新しい事に対する意欲」が、「創造性」を生み出し、
素晴らしいアイデアを出すためにはたくさんの情報をインプットしておくことが必要であると言える。
ひらめきやアイデアの出やすい状況とは。
ひらめきやアイデアが出やすくなるような状況をつくるには、
「アセチルコリン」が出るような状況を作り出す必要がある。
行った事ないところに行ってみる。
いつもと違うことをしてみる。
いつもと違う場所で働いてみる等。
また「アセチルコリン」は、
睡眠中にも分泌されるそう。
浅い睡眠(レム睡眠)では、「アセチルコリン」が優位であり、
ニューロンが絶えず、パターンを変えながら活発に電気信号のやりとりをしているため、
奇想天外な夢を見たりする。
後は、
「アセチルコリン」は午前中よりも、午後から夜にかけて優位になるそう。
なので、クリエイティブな仕事は午後に回したほうが効率が良くなるかもしれませんね(笑)
はい。
では、次はアセチルコリンを分泌させる食事について。

アセチルコリンを分泌させるための食事。
アセチルコリンの元となるのは「レチシン」という物質。
では、どのような食材に「レチシン」が多く含まれているのだろうか。
レチシンは大豆に多く含まれているそう※。
大豆にはドーパミンの元になる「チロシン」も多く含まれているので、
いいですね!!
>ドーパミンをどうやって分泌させる??モチベーションを維持し続ける脳の作り方。
納豆を食べよう(笑)
あと、タバコは「創造性」を低下させてしまうので、クリエイティブになりたい人はやめた方がいい。
脳内で、アセチルコリンが受容される場所に、タバコのニコチンが受容されてしまい、
それを脳がアセチルコリンが十分にあると勘違いし、
「アセチルコリン」が分泌されなくなってしまう。
なので、クリエイティブになりたい人はタバコを辞めましょう(笑)。
はい。
まとめ
「新しい事に対する意欲」を持つことが「創造性」を高めることにつながるのは、
新しいことに出会う事で、「ひらめき」の元になる「アセチルコリン」が分泌されるから。
クリエイティブな人材になりたければ、積極的に、新しい環境、新しいことを求めて行動するといいんじゃないでしょうか。
また、大豆を食べる事で、「アセチルコリン」の元になる「チロシン」という物質を摂取できるので、
定期的に大豆を食べることをお勧めします(笑)
参考文献
※https://www.brain-care.com/beens.html
脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法