とがみんブログ
大学院の中退を決断し、徹底的に自分と向き合い就職活動をする中で、心理学や脳科学に興味を持つ。挙げ句の果てに、この世界の仕組みにも興味を持つ。そんなとがみんの考えや経験を綴ったブログです。
人間心理と脳科学

アドラー心理学から学んだ、感情が湧く目的を考え続けることの重要性について。

ベストセラーとなった「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」で紹介されているアドラー心理学において、

「われわれはみな、なにかしらの「目的」にそって生きている」

と書かれている。

「人間は原因があるから現在のようであるわけではない。目的のために現在のありようを自ら選択している。」

ということを主張している。

これは一体どういうことなのか。

本当にそうであるのか。

ちょっと考えてみた。

すべての感情や行動は、ある目的を達成するために生み出される

「人間は原因があるから現在のようであるわけではない。目的のために現在のありようを自ら選択している。」

「すべての感情や行動は、ある目的を達成するために生み出される」

一体どういうことなのであろうか??

例えば、「怒り」という感情について、

人は何か原因があって、怒るのではなく、

相手を屈服させるという目的のために怒りという感情を持ち出すということ。

その一例として、書かれていることが以下。

青年 昨日の午後、喫茶店で本を読んでいたとき、
通りかかったウェイターが私のコーヒーをこぼしました。
買ったばかりの、いわゆる一張羅です。
カッとなった私は大声で怒鳴りつけました。
普段の私は公の場で大声を出すことはありません。
~中略~
さあどうです、ここにも「目的」とやらが入り込む余地はあるのでしょうか?
これはどう考えても「原因」ありきの行動でしょう。

哲人 あなたは「怒りに駆られて、大声を出した」のではない。ひとえに「大声をだすために、怒った」のです。つまり、大声を出すという目的をかなえるために、怒りの感情をつくりあげたのです。
~中略~
あなたは大声を出す事によって、ミスを犯したウェイターを屈服させ、自分のいう事をきかせたかった。その手段として、怒りという感情を捏造した。

哲人 あるとき、母親と娘が大声をあげて口論していたそうです。
すると突然、電話のベルが鳴りました。「もしもし?」慌てて受話器をとった母親の声には、まだ怒りの感情がこもっています。ところが電話の主は、娘が通う学校の担任の教師でした。そうと気付いた途端、母親の声色は丁寧なものに変化します。そのままよそ行きの声で5分ほど会話を交わし、受話器を置きました。と同時に、再び血相を変えて娘に怒鳴り始めたのです。
~中略~
要するに、怒りとは出し入れ可能な「道具」なのです。電話がかかってくれば瞬時に引っ込めることもできるし、電話を切れば再び持ち出す事もできる。この母親は怒りを抑えきれずに怒鳴っているのではありません。ただ大声で娘を威圧するため、それによって自分の主張を押し通すために、怒りの感情を使っているのです。

これを読むと、あー確かに。

何かが原因で怒るのではなく、

相手を屈服させるために「怒り」という感情を持ち出すのか。

「怒り」という感情が、熱いコーヒーをこぼされたことが原因だとするなら、

コーヒーをこぼされた人はみな怒る??

いや、少なくとも自分は、

「大丈夫です、大丈夫です」とか言って自分で拭くだろう。

自分と青年では、起きた事象は同じでも、その後の対応は違う。

これは、コーヒーをこぼされたという事象が起こった時点における

自分と青年の目的が違うから。

自分は相手を屈服させたいといった目的を持たないから、「怒り」という感情を持ち出さない。

アドラー心理学の「目的論」

なんだか、ものすごく腑に落ちました。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

「やりたい!!」という感情も、ある目的を達成するために生み出される。

最近考えた「やりたい」という感情について。

きっと「やりたい」という感情も、

ある目的を達成するために持ち出す感情なのであろう。

だって、

やったこともないことに対して、

「やりたい」って思うじゃん。

やってもないことなら本当にやりたいかどうかわかんない。

けど、「やりたい」って思う。

例えば、

就活を通して、多くの社会人から、

「プログラミングやっといた方がいいよ、いつ会社が潰れてもおかしくない時代、プログラミングができたら、会社潰れても引く手数多だよ」

と言われてプログラミングやりたいって思う人も多いんじゃないでしょうか。

やったこともないのに(笑)

これは、自分の市場価値を高めたいという目的があって、それを達成するために、プログラミングにたいして、「やりたい」という感情をもちだす。

はい。

つまり、

「やりたい」という感情は

「自分にとって魅力的な目的を達成する」という目的を達成するためにを持ち出されるんですね。

以前考察した

>なぜ「やりたい」と思うのか。なぜ「やりたい事」が変わるのか。

は間違っていないのでは??(笑)

はい。

なので、

「やりたい」という感情が湧いてきた時、

その感情には、

「自分が将来どうしたいのか、どうなりたいのか」

のヒントが隠されているんですね。

将来どうなりたいかわからない人は

本当にいろいろ行動して「やりたい」という感情がどういう時に出てくるのかを考える事が非常に大切です。

>やりたい事、なりたい自分の探し方

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まとめ

「すべての感情や行動は、ある目的を達成するために生み出される」

自分に何かしらの感情が湧いてきた時、今の行動を選んでいる時、

その原因を考えることも大切だとは思いますが、

その感情が湧いた目的を考えることによって、

自分が求めている事は一体なんなのか

自分が満たされるためにはどうすればいいのか

が見えてくるのではないでしょうか。

「やりたい」「やりたくない」といった感情も、

なにかの目的があって、それを達成するために湧いてくる。

常に自分の感情が湧いてきた、その「目的」を考えることが

自分のなりたい姿、理想像を知ることにとって非常に重要であり、

幸せになるための第一歩なのではないでしょうか。